社員インタビューInterview

営業部 営業チーム 主任/S・Tさん

2022年中途入社

S・Tさん

営業部 営業チーム 主任

抗いがたい北への情熱 ~「住みたい」を叶えた道のり~

抗いがたい北への情熱 ~「住みたい」を叶えた道のり~

私の故郷は埼玉県ですが、物心ついた頃から、どこか遠い世界の北海道に漠然と惹かれていました。両親が『北の国から』が好きで、その世界観に触れ、高校時代の初旅行で体験した北海道の広大さと美しさは、私の心を完全に捉えました。晴天の下ではしゃぎすぎて体調を崩すほど、その魅力に圧倒されたのを覚えています。大学で初めて全国の求人を見た時、北海道にこれほど多くの企業があることに驚き、「関東を出て働くなら北海道しかない」という思いが確固たるものになりました。
移住を本気で考える中で、より厳しい環境を知るために日本一寒い陸別町での移住体験に参加をし、現地の温かい人々に助けられながら「ここで暮らせればどこでも大丈夫」と考え、寒さを体感し、北海道で生きていく覚悟を固め、帯広と道北の陸別、占冠に合計4年半住み、北海道での暮らしを経験しました。一時的に埼玉へ戻った後、コロナ禍で前職の状況が厳しくなった時、再び北海道で暮らしたいという強い思いが再燃。新しい仕事を探すなら北海道と決めて動いた中で、もりもとの求人との運命的な出会いがありました。
北海道愛が導いた場所 ~「食」で紡ぐ、もりもとの魅力~

北海道愛が導いた場所 ~「食」で紡ぐ、もりもとの魅力~

前職の旅行業界がコロナ禍で停止してしまった経験から、「どんな状況でも止まることのない仕事」への安心感を強く求めるようになりました。実家で、母が食品を扱うスーパーで毎日働きに出ていた姿を見た時、食産業の揺るぎない安定性を肌で感じたんです。そして、私の根底にある「北海道が好き」という思いが、もりもとへと導きました。埼玉に戻った後も、「北海道の魅力を伝えたい」という気持ちは失わず、旅行会社でもお客様に北海道を旅行先に勧めることに喜びを感じていました。もりもとの商品は、お土産として素晴らしいのはもちろん、パンやケーキも驚くほど美味しい。「普段使いの品が、道外の方にとっては特別な旅の思い出になる」。そんな、北海道の「美味しい」を様々な形で提供できる点に、この上ない魅力を感じたのです。私は雪鶴を初めて食べた時の感動は今でも忘れられません。北海道への情熱と、もりもとの商品への確信が、私をこの場所へと連れてきてくれました。
全国へ届ける北海道の味 ~営業チーム観光課で挑む「美味しさ」の最前線~

全国へ届ける北海道の味 ~営業チーム観光課で挑む「美味しさ」の最前線~

観光課の役割は、北海道の「美味しい」をお土産という形にして、道内外の土産物店、どさんこプラザ、そして新千歳空港をはじめとする北海道内の各空港のお客様に届けることです。主な取引先様へ、日持ちの良い洋菓子を中心に提案し、もりもと商品を扱っていただくための営業活動を行っています。本州の取引先様とは電話やメールでのやり取りが主ですが、北海道物産展の運営などを兼ねて、直接ご挨拶に伺う貴重な機会もあります。
この仕事で最も気を使う点は、もりもとの「美味しいものを、美味しいうちに」というこだわりと、お土産に求められる「日持ちの長さ」のバランスです。特に雪鶴のようなフレッシュな商品は日持ちが短く、他社の長期保存可能な商品が多い中で取り扱っていただくには、工夫が必要です。いかに商品の美味しさで興味を持っていただき、「これならお客様に喜ばれる」と確信を持ってもらえるか。私たちの情熱と商品の魅力で、取引先様の不安というハードルを乗り越えてもらうことが、最初の、そして最大の挑戦です。昨年、「どらやきヌーボー」という日持ちが短い商品を、私の担当のお客様だけで累計7千個も扱ってくださった時は、本当に嬉しかったです。限定された材料の中で、他店舗や他の営業担当の分も調整しながら、波のある発注をコントロールし、無事に全て出荷できた経験は、大きな自信とやりがいにつながっています。個性豊かで頼りになる4名のチームで、日々協力しながらこの最前線に立っています。
北の大地で育む暮らし ~私のセカンドホーム~

北の大地で育む暮らし ~私のセカンドホーム~

北海道での暮らしは、過去の経験があるため大きな不安はありませんでした。特に道央圏は、以前住んでいた帯広や陸別、占冠と比べても圧倒的に都会で便利。現在の札幌での生活は、都会でありながら自然も身近で、過去最高の住みやすさを感じています。確かに、本州に比べると公共交通機関の本数は少なく、車があった方が断然便利ですが、その広々とした空間と車移動の快適さは北海道ならではの魅力です。雪かきなど、最初は戸惑うこともありましたが、「下手でも毎日やっていれば大丈夫」という温かい地域性に触れ、すぐに慣れることができました。
北海道に来て驚いたことの一つは、天気が常に良いわけではないことです。ラベンダー畑のような晴天のイメージが強かったのですが、札幌でも意外と曇りや小雨の日が多いと感じました。ただ、暑さが和らぐ夜の涼しさは、本州の蒸し暑さに慣れていた私にはとても快適です。そして何より、テレビの旅番組に出てくるような北海道の絶景やグルメスポットが、身近にある喜びは大きいです。JRに乗って少し移動するだけで、新千歳空港で一日中遊べたり、札幌市内の時計台のような有名スポットに気軽に立ち寄れたり。十勝に住む、占冠時代からの友人に会いに行く「プチ旅行」も、私の大切なリフレッシュ時間です。小樽や積丹半島の海、オンネトー湖の神秘的な色、襟裳岬の強風など、お金をかけずに楽しめる私のおすすめスポットを友人に案内するのも楽しみの一つです。北海道は私のセカンドホームとなり、帰省で埼玉に戻ると人混みに「ごみごみしてる」と感じるほど、この広大な大地に馴染んでいます。これから北海道で働く方には、良いところも大変なところも、すべてを楽しんでほしいと心から思います。

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