社員インタビューInterview

店舗事業部 厨房運営チーム/F・Kさん

2024年中途入社

F・Kさん

店舗事業部 厨房運営チーム

人と素材を大切にする姿勢が、働く原動力に

人と素材を大切にする姿勢が、働く原動力に

福岡出身の私が北海道、そして「もりもと」を選んだのは、いくつかの転機が重なった結果です。元々農業に興味があり、大学時代のインターンシップで訪れた十勝に魅力を感じて農業関連の会社に就職しました。しかし、環境に馴染めず悩んでいた時期に「手に職をつけたい」「北海道の素材を活かしたものづくりがしたい」という想いが強くなりました。そんな時、もりもとが生産者さんと連携し、素材を大切にしている取り組みを知り、「ここでなら、一次産業と繋がりながら自分のやりたいことができるかもしれない」と強く感じ、応募を決意しました。入社前に「ハスカップジュエリー」を知って感じた「北海道へのこだわり」と、面接で受けた「人を大切にしてくれる会社」という印象は、実際に働き始めた今も全く変わりません。むしろ、経験豊富な「師」である先輩方の丁寧な指導や、温かい職場の雰囲気に触れ、その印象はより強くなっています。ここで働けることに日々感謝しており、「もりもとに入社して後悔はない」と自信を持って言えます。
「師」から学び、自分の手で価値を生み出す喜びと責任

「師」から学び、自分の手で価値を生み出す喜びと責任

パンの成型、仕上げ、そして最近では発注業務も担当させていただいています。入社してすぐ実際の製造に携わらせていただけたことには驚きましたが、自分の手でパンが形になっていく工程には大きな楽しさを感じています。もちろん、そのパンがそのままお客様の手に渡るわけですから、常に緊張感と責任感は忘れません。特に成型は、レシピ通りでも力加減ひとつで全く違う仕上がりになる奥深さがあり、日々苦労しながら学んでいます。周りの先輩方は、豊富な経験と確かな技術を持つ、まさに「師」と呼べる存在です。マニュアルだけでなく、その場の状況に応じた的確な判断や技術には、いつも感嘆させられます。先輩方の動きをよく観察し、自分なりに試行錯誤しながら技術を「盗む」こと、そして日々の作業が単調にならないよう「次はもっとこうしてみよう」と常に目標を持つことを大切にしています。クリームパンのクリームを感覚でぴったり計れた時など、小さな達成感が日々の大きなやりがいです。前職で生産者の方々と関わった経験から、素材がお客様に届くまでの繋がりの大切さを実感しており、その想いを胸にパン作りに励んでいます。まずは一人前のパン職人になることが目標ですが、コミュニケーション不足で失敗した経験も糧にして、技術だけでなく周りへの配慮もできる職人を目指したいです。
不安を越えて見つけた、自分らしい北海道暮らし

不安を越えて見つけた、自分らしい北海道暮らし

北海道には特別な縁があったわけではありませんが、農業への興味が私をこの地に導きました。一度は退職したものの、北海道の地で「ものづくり」に関わりたいという気持ちは消えず、もりもととの出会いに繋がりました。移住当初は、一人暮らしや新しい職場に馴染めるかなど、正直不安でいっぱいでした。しかし、いざ生活を始めてみるとすぐに慣れ、今では友人と食事に出かけたり、休日にはお気に入りの場所で本を読んだりと、自分のペースで自由な時間を満喫しています。「大自然でのスローライフ」という漠然としたイメージとは違い、仕事や人間関係の悩みはどこにいても同じだと実感しましたが、同時に、環境に甘えるのではなく自分で心の余裕を作ることの大切さも学びました。野生の鹿との遭遇や、冬の「水抜き」、雪道運転など、驚きや戸惑いもたくさんありましたが、それ以上に、広大な大地がもたらす尽きることのない食や観光の魅力、四季折々のお祭りの楽しさが勝っています。半年に一度福岡に帰省すると、つい北海道弁が出てしまうことも(笑)。道外から移住を考えている方には、「もし違ったら帰ればいい」くらいの軽やかな気持ちで、新しい環境に飛び込んでみることをお勧めしたいです。きっと自分らしい暮らしが見つかると思います。

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